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Text File
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1993-11-30
|
14KB
|
291 lines
『 氷面鏡版 NYANE2_F.PLP 使いこなしガイド 』 (v1.04用)
これは、NYAN/E2 v1.04 のファイルマネージャ部の解説です。
各機能ごとに分けて説明しており、次のようなメニューを記しています。
┌──────────────────────────────┐
│ 処理を指定してください │
│ [ 複数ファイルの操作 ] │
│ [ コンソールモード ] │
│ [ フロッピーディスクの操作 ] │
│ [ ディレクトリの操作 ] │
│ [ ファイルの操作 ] │
│ [ メインメニューへ戻る ] │
└──────────────────────────────┘
基本的には、右クリックor空白 でキャンセル、ピリオド(「.」)で同名入力と覚
えておいてください。
(あとは表示にして従っていけば大丈夫だと思います)
あと、ディレクトリを選択する場合は、ピリオド(「.」)を入力していただくの
ですが、そのディレクトリ内にファイルがあればそのファイルを“左クリック”
してもディレクトリを選択したことになります。
1) ファイルの操作
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
┌──────────────────────────────┐
│ 処理を指定してください.対象ファイルは「NYANE2_F.MAN」です │
│ [ 複 写 ][ 削 除 ][ 移 動 ][ 改 名 ][ 大きさ][ 表 示 ] │
│ [ 凍 結 ][ 解 凍 ][ 一 覧 ][ 石 化 ][ 解 石 ][ 再選択] │
└──────────────────────────────┘
「複写」 「COPY」を使った複写です。ワイルドカードが使えます。
別名で複写できるようにしたために、同名で複写するにはピリオド
を入力する必要があります
「削除」 「DEL」を使った削除です。ワイルドカードが使えます。
「移動」 「COPY」&「DEL」を使った移動です。ワイルドカードは使えません。
別名で移動できるようにしたために、同名で複写するにはピリオド
を入力する必要があります
「改名」 ファイル名を改名します。内部コマンドの「REN」を使っています。
ワイルドカードは使えません。
「大きさ」 行数とバイト数が分かります。ワイルドカードは使えません。
ish ファイルを作ったらこの命令で確認しましょう。また、ファイルの
簡易比較用にも使えます。実行には「LC」を使っています。
「表示」 ファイルの中身を表示します。
拡張子が 「LZH」,「EXE」のファイルを選択した場合は、memoに書庫ファ
イルの内容が書き出され、ファイルの選択待ちとなります。ここで
希望するファイルを左ダブルクリック(又はカーソル移動+「選択」)
すると、コマンドが表示されますので希望の操作を選んでください。
書庫ファイルの中身を表示する場合は、「LHA」を使っています。
「凍結」 ファイルを凍結します。ワイルドカードが使えます。
同名(拡張子は「LZH」になりますが)の書庫ファイルを作成すのな
らば、新ファイル名を入力する必要は無くピリオドを入力するだけ
でOKです。新しいファイル名を付ける場合には、ファイル名には
「.LZH」は必要ありません。実行には「LHA」を使っています。
「解凍」 書庫ファイル(拡張子が「EXE」でもよい)を解凍します。
解凍時に新しくディレクトリ(1段だけですが)を作成して、そこ
に解凍することができます。もちろん、ディレクトリを作成しなく
ても構いません。解凍するファイル名にはワイルドカードを使うこ
とができます。実行には「LHA」を使っています。
「一覧」 書庫ファイル(拡張子が「EXE」でもよい)に含まれる、凍結ファイ
ルの一覧を表示します。
「石化」 バイナリファイルをテキストファイルに変換します。石化するファ
イルは凍結してありサイズが小さいことが多いため、同ディレクト
リに作成するようにしています。(速度が早いため、あとで「移動」
しても問題はないでしょう) ワイルドカードは使えません。
実行には「ish」を使っています。
「解石」 石化されているテキストファイルを、もとのバイナリファイルに戻
します。ishファイル が含まれた文書を復元する場合は、それが含まれ
た文書を選択してから直接「解石」を実行するだけで行えます。
(つまり、ishファイル部を切り出す必要はありません)
ワイルドカードは使えません。実行には「ish」を使っています。
「再選択」 誤ってファイルを選択した場合に使用してください。
── 追加説明です ──
ファイル選択時に最下行には、前回選択したファイルのファイル名が示
されています。このときピリオドを入力すれば、前回選択したファイル
を、もう一度選択したことになります。
2) ディレクトリの操作
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
┌──────────────────────────────┐
│ 「E:\TERM\NYAN_E2」 の処理を指定してください │
│ [ ディレクトリごと削除 ] │
│ [ディレクトリ下の全ファイル削除] │
│ [ ディレクトリの作成 ] │
│ [ ディレクトリの削除 ] │
│ [ ツリー図の表示 ] │
│ [ ディレクトリごと凍結 ] │
│ [ ディレクトリのサイズ ] │
│ [ ディレクトリの複写 ] │
│ [ 再 選 択 ] │
└──────────────────────────────┘
「ディレクトリの作成」 新しいディレクトリを作ります。
内部コマンドの「MD」を使っています。
「ディレクトリの削除」 指定したディレクトリを削除します。中にファイル
があると何も起きません。(つまり、空のディレク
トリでなければなりません)
内部コマンドの「RD」を使っています。
「ツリー図の表示」 指定したディレクトリ以下のツリー図を表示します。
実行には「TREE」を使っています。
「ディレクトリごと凍結」 指定したディレクトリ以下(サブディレクトリが含
まれていればそれ以下も)を凍結します。LHA の基
準ディレクトリという機能を使って、一段しかディ
レクトリ情報を持たないようにしています。凍結に
は「u」コマンドを使って、バックアップ向きにして
います。
同名(拡張子は「LZH」になりますが)の書庫ファイル
を作成すのならば、新ファイル名を入力する必要は
無くピリオドを入力するだけでOKです。別のファ
イル名を付ける場合には、ファイル名には「.LZH」は
必要ありません。実行には「LHA」を使っています。
「ディレクトリのサイズ」 指定したディレクトリが専有するサイズを表示しま
す。「有効バイト」と「断片バイト」を足した値が
それです。このコマンドは CD-ROM に対しても使う
ことができますので、Qドライブのルートディレク
トリで使えばその CD-ROM のプログラム部の大きさ
を知ることができます。
実行には「DSKUSE」を使っています。
「ディレクトリの複写」 サブディレクトリも含めて、ディレクトリ以下を複
写します。TownsシステムV2.1 と同じく、複写先のディ
レクトリの下にディレクトリを新しく作って、そこ
に複写するようにしています。TownsシステムV2.1 のド
ラッグコピーと同じく、同名ディレクトリがあって
も問答無用で書き換えます。
「確認」の前に複写元のディレクトリのサイズと、
複写先の残り容量が表示されます。
実行には「DIRCPY」を使っています。
「ディレクトリ下の全ファイル削除」 指定ディレクトリ内のファイルをすべて
削除します。子ディレクトリのファイル
には影響がありません。実行前に「DIR」
で消去するファイルを表示します。
内部コマンドの「DEL *.*」を使っています。
「ディレクトリごと削除」 指定ディレクトリも含めて、その以下のディレクト
リ及びファイルをすべて削除します。これで消去し
た後は、ファイル復活ツールでも簡単に復活できま
せんので注意が必要です。確認前に「DIR」を実行し
ますが、あまり使わない方がよいでしょう。
実行には「DELDIR」を使っています。
── 追加説明です ──
「ディレクトリごと凍結」は、ファイルセレクタを見れば同名ファイルの有無
が分かるので、あえてチェックは行っておりません。しかし、バックアップの手
助けに凍結先ファイルの「一覧」を行っていますので、実質的にこれがファイル
チェックとなります。また、凍結元ファイルの「DIR」を自動的に実行します。
(バックアップファイルの更新の場合は、もちろん同名ファイルが必要です)
「ディレクトリの複写」は、ファイルセレクタを見れば同名ディレクトリの有
無が分かるので、あえてチェックは行っておりません。後悔しないためにも、同
名ディレクトリのの確認を自分で行ってください。
3) フロッピーディスクの操作
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
┌──────────────────────────────┐
│ 処理を指定してください │
│ [ フロッピーディスクの初期化 ] │
│ [ フロッピーディスクの複写 ] │
│ [ 残り容量の表示 ] │
└──────────────────────────────┘
「初期化」や「複写」は考えようによっては大変危険ですから、注意して使用
してください。
「フロッピーディスクの初期化」 新規にフォーマットはします。確認前に
「DIR /W」を実行します。
実行には「FORMAT」を使っています。
「フロッピーディスクの複写」 A→B にしか複写できませんが、別に不便は
ないと思います。確認前に「DIR /W」を実行し
ます。実行には「DISKCOPY」を使っています。
「残り容量の表示」 今回新しく追加したコマンドです。FD、HDのどちらで
も使えます。このコマンドはドライブ内のどこで実行して
もよく、ルートディレクトリで実行する必要はありません。
実行には「FREE」を使っています。
── 追加説明です ──
実は、残り容量はファイルセレクタ部に表示されているのですが、見落としが
ちなので「残り容量の表示」を入れてみました。
4) コンソールモード
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
┌──────────────────────────────┐
│ 処理を選択してください │
│ [ コマンドライン ] │
│ [ コマンド選択 ] │
└──────────────────────────────┘
使いようによっては、結構便利です。
「コマンドライン」 COMMAND.COM を起動してMS-DOS のコマンドを直接実行す
るモードです。きわめてフリーメモリが少ないので、コ
マンドを実行する時には注意が必要です。(大きなもの
や画面を書き換えるものは、まず動きません)
何度も試してみて、何が動いて何が動かないのか、自分で
確認してください。
「コマンド選択」 COMMAND.COM を起動してMS-DOS のコマンドを実行するの
は「コマンドライン」と同じですが、ファイル名をファイ
ルセレクタで選んで、その後にコマンドを完成させるとこ
ろが違います。自己展開ファイルの実行や、長いファイル
名の入力に威力を発揮します。
── 追加説明です ──
「コマンドライン」に入った時のカレントディレクトリは、直前にいたディレ
クトリとなります。ですから、「ファイルの操作」などでディレクトリを移動し
てキャンセルし、「コマンドライン」を実行すると、移動したディレクトリがカ
レントディレクトリとなります。
「コマンドライン」は、スペースの都合からメニューに入れられなかった機能
や、使用頻度が低いコマンドも、使えるようになります。
この機能は特に、皆さんの工夫こそが大切です。
(バッチファイル次第では、面白いこともできるでしょう)
4) 複数ファイルの操作
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
┌──────────────────────────────┐
│ 処理を指定してください │
│ [ 複 写 ][ 削 除 ][ 移 動 ][ 凍 結 ][ 解 凍 ] │
└──────────────────────────────┘
この機能は、文字どおり複数ファイルを一度に処理するためのものです。
ファイルはディレクトリ付で扱われますので、異なるディレクトリのファイル
も一度に処理することも可能です。
memoに書き出されたファイルを書き換えることで、ワイルドカードも使用でき
るようになります。
(余計に選んでしまったファイルは、このときにmemoから削除してください)
「複写」 複数ファイル対応の複写です。基本的にはファイルの「複写」と同じ
ですが、同名で複写します。
「削除」 複数ファイル対応の削除です。
「移動」 複数ファイル対応の移動です。選択した複数のファイルを、選択した
ディレクトリに移動します。実行には「ZCOPY」を使っています。
「凍結」 複数ファイル対応の凍結です。複数ディレクトリからファイルを選択
することが可能ですが、ディレクトリ情報を付加せずに凍結します。
「解凍」 選択した書庫ファイル内の、複数の凍結ファイルを解凍します。解凍
時には新しくディレクトリを作ってそこに解凍するか聞いてきますの
で、希望する時は新しいディレクトリ名を(「\」は不要です)を入れて
ください。(1段だけしか作れません)
5) 隠し機能の使用
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
氷面鏡 ( NIFTY-serve / GEG01261 )